INTERVIEW:超有名振付師Kyle Hanagamiを成功へと導いたアドバイスと決断とは…

LAのダンス界は幼少期からダンスをしてきたプロ達が多い中、Kyle Hanagami(カイル・ハナガミ)は遅くダンスをスタートしたにも関わらず、20代から若手講師&振付師として華々しい経歴を積んできた。とても多忙なカイルがLADLのインタビュー依頼を快く引き受けてくれ、これまでの道のりを語ってくれました。

「ダンサーになりたいとは思っていなかった。最初から振付師になりたいと思っていた。」

LA出身。K-POPのBLACK PINKやBTS、ジェニファー・ロペス、ディズニー、ダンスコンテスト番組World of DanceやDancing With the Stars等数々の大きなプロジェクトの振付や監修をしてきた超売れっ子若手振付師。ユーチューバーとしても有名で、カイルのチャンネル登録者数は370万人!

多忙スケジュールにゆとりがある時に、ミレニアムでワークショップを行なっている。

— ダンスを始めたのは…

18歳の大学生の時にダンスを始めました。ラジカセを使って建物の窓を鏡にしてダンスをしていました。本格的にトレーニングを始めたのはShaun EvaristoやKeone& MariのMariが所属していたサンフランシスコのダンスクルーに入ってからです。Mariとは2〜3年間ルームメイトでダンスと振付のことに関して彼女から沢山のことを学びました。

— LAの有名ダンスエージェンシーと契約しダンサーとしてキャリアをスタート、そして移籍…

大学卒業後21歳で地元LAに戻って来てBlocエージェンシーにダンサーとして所属しました。振付師として成功するにはまずはダンサーから始めないといけないと言われ、ダンサーからのスタートでした。自分がステージに立っているよりクリエイトする方が好きだから、ジャスティン・ビーバーやディズニーのダンサーをしたけど嫌だったなー。(笑)しばらくして、Blocでそろそろ振付師としてやって行きたいからミーティングをして欲しいとお願いしたらNoと言われたんです。その同じ頃に僕のYouTube”Firework”を見たMSAエージェンシーから連絡があり、振付師として契約したいと言われBlocからMSAに移籍しました。

–「振付師として活躍したかった僕にくれた最高のアドバイスと決断。」とは…

講師として7〜8年間海外を飛び回った後、尊敬する振付師のタビサ&ナポレオンが「振付師として成功したいなら、海外での教えを辞めてLAに居て振付の仕事に専念するべき。」とアドバイスをくれました。その言葉を信じ2015年、数々のダンスキャンプのオファーを全て断ってLAに残りました。タビサ&ナポレオンの振付アシスタント等をしその後彼らがディレクターへと昇格し、僕が振付&監修を任されるようになりました。最高のアドバイスと決断でしたね。

–振付を作るプロセスを教えて下さい。

ワークアウトしながら同じ曲を何度も何度もリピートして聴きます。一番耳に残る部分を聴きながらどうその曲が特徴的かを考え、その部分から振付を始めます。1曲の振付に2日かける時間が無いので、だいたい2時間で仕上げます。

–どうやってコンセプトビデオやレッスンに使う曲を選びますか?

Spotify!!曲を聴いた時にハッピーになったり笑顔になる等、聴いた時に何かを感じる曲を使います。僕が選ぶアーティストはハイピッチだったり、ハスキーボイスだったり、ソウルに溢れる声だったり、皆声に特徴があります。声のイメージから振付のイメージが湧いてきます。

–オーディションでのダンサーへのアドバイスを教えて下さい。

絶対に審査している人達の目を見ないこと。審査席のその先を見て踊ること。フリースタイルで目立つこと!

— YouTubeとカイル

2005年にYouTubeを始め、現在チャンネル登録者数はなんと370万人!!海外でのワークショップの講師依頼、振付師としてエージェンシーとの契約等のキッカケとなったのは全てYouTubeでした。どれだけ多忙でもクリエイトすることが大好きなカイルは、時間があればYouTubeのネタ作りをしているそうです。レッスン動画やコンセプトビデオの他、振付師としての裏側密着等の動画もUPしていて面白いので要チェック。

カイルのYouTubeチャンネルはこちらから → https://www.youtube.com/user/kylehanagami/
この動画はなんと1億8千万回以上再生されてます!!

— K-POPとカイル

カイルは、既に有名なアーティストの振付をするよりも、自分が誰かを育て上げたいという思いがあったそうです。K-POPのBLACK PINKはデビューする時に振付の話がきて専属振付師として彼女らを育て、今やK-POPでNo.1になりました。彼女らは最近ビルボード誌にも取り上げられ、4月からアメリカツアーを行い超有名な音楽の祭典コチェラに出演が決まっています。この大スターを育て上げたのがカイルです。本当に凄い!!

–カイルと言えばHayley(ヘイリー)。2人の出会いは…

シカゴでワークショップをした時、若干17歳だったヘイリーがクラスを受けていてスカラーシップを授与。その後ヘイリーがLAに引っ越して来て誰かのクラスを受けているのを見て「僕のクラスを受けなよ、僕が育てるよ!」と声をかけた。後々シカゴでスカラーシップをあげたのがヘイリーだったと気づいたそうです。カイルが2度認めたヘイリーは、今や大活躍中でLADLも大ファンです!

インタビューを終えて…

優しそう、頭良さそう、面白ろそうな人という印象でしたが、まさにその通りでした。名門公立大学の一校であるカリフォルニア大学バークレー校で経済と心理学の2学部を卒業し、ダンスを始めるまでは勉強ばかりしていたそうです。私がオーダーしたジャスミンティーをカップに注いでくれたり、立ち上がるとささっと荷物を持ってくれたり、こういう些細な行動ってその人の本質が出ますよね。大物なのにこんなに優しいって貴重な存在だと思います。話すと賢いのがすぐにわかって、でもユーモアもある。とても才能があって更にこの気質だから成功するんだと、とても納得でした。カイルのこれからの活躍が楽しみです!!

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